森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

美術・写真

松本明慶仏像彫刻展

松本明慶(まつもとみょうけい)仏像彫刻展 先日NHKで放映された 「ミケランジェロの街で仏を刻む~松本明慶・イタリア~」 という番組で、イタリアの彫刻を探訪し大理石の切り出し現場(山)などを訪れていた松本明慶氏の個展が開催されていました。 存命ア…

FINEPIX F600EXR  その3

FUJIFILM FINEPIX F600EXR その3 最近のFUJIFILMのカメラには、《EXRモード》というものが存在します。 これは撮像素子の潜在能力を特性別に振り向けてモード分けしたものです。 ・高解像度優先 ・高感度低ノイズ優先 ・ダイナミックレンジ優先 よくあるシ…

FINEPIX F600EXR その2

FUJIFILM FINEPIX F600EXR その2 料理の写真についてはよく見ずとも勝負あったという感じです。 あえて拡大してみると D80 F600EXR ちょっと意地悪だったかな。 次はみかん リサイズのみ D80 + 標準ズーム F600EXR 色味が全然違います。 実物はD80の発色を…

FINEPIX F600EXR その1

FUJIFILM FINEPIX F600EXR NIKON COOLPIX S6000の電源が入ったり入らなかったり、また突然OFFになったりと不調になってしまいました。 修理見積もりをする も結構な料金となってしまったので新調しました。 条件はS6000と同じ、反応が速く暗所に強いこと。 …

クレーの絵本

クレーの絵本 谷川俊太郎 1995年 講談社 近くクレーの展覧会に行くので久しぶりに 《クレーの絵本》 を取り出してみてみました。 表紙は《黄金の魚》 私には、躍動感の全く無いこの既に死んだような魚が不思議に輝いており、別なところにある生命がこの…

《棚橋 淳 作陶展》

《棚橋 淳 作陶展》 井上直久絵画展の隣で開催されていた 《棚橋 淳 作陶展》 ブラっと立ち寄ってみたのですが、これがなかなか良い。 この作家さんは瀬戸で作陶をされているそうです。 私は焼き物は全くの門外漢ですがとても好きで、旅行へ行くと時々手頃な…

絵本:星をかった日 井上直久絵画展にて

井上直久絵画展 ブラっと立ち寄った池袋の百貨店で 『井上直久絵画展』 を開催していました。 チラシがわりのポストカード 私はもう15年ほども前、何故か台北のソフト屋で 『イバラードの旅』 というCD-ROMを買って魅了されてからずっと井上氏のファンです。…

ダン・ゲァハルツ来日絵画展

ダン・ゲァハルツ来日絵画展 (池袋東武百貨店 美術画廊) 昨年末12月19日に電車の吊革広告で見かけて惹かれてしまい、終了間際だったので翌日すぐに見に行きました。 Daniel F.Gerhartz (ダニエル・F・ゲァハルツ) 1965年アメリカ生まれの若い画家です。 …

NIKON COOLPIX S6000

NIKON COOLPIX S6000 新しいコンパクトデジカメを買いました。 期待していたケータイのカメラで良い絵が撮りにくいのと、家族がブレた写真を量産するのが理由です。 《夜撮りキレイテクノロジー》 と謳っているニコンのS6000です。 一眼レフがあるので、多く…

上村松園展

上村松園展 東京国立近代美術館 「女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。」 「その絵を見ていると邪念の起こらない、またよこしまな心を持っている人でも、その絵に感化されて邪念が清められる・・・そういった絵こそ私の願うところ…

平山郁夫 -平和への祈り-

平山郁夫 -平和への祈り- ホテルオークラ東京「アスコットホール」 いまさら私が説明するまでも無いことですが、とても少ない色数でグラデーションによって緻密さと広大さを表現しています。 光がとても柔らかく表現されているのですが、間近で見るとただ…

シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い

シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い~交錯する夢と前衛~ 東京藝術大学大学美術館 前知識なくただの「シャガール展」のつもりで出かけていったのですが違いました。 シャガールの作品70点、他のロシアの前衛芸術家の作品40点で構成されています。…

玉堂美術館 御岳散策

玉堂美術館 川合玉堂 御嶽に行けばいつも見ることのできる、玉堂。 1873年生まれで、円山派と狩野派の技法を極めながらも、現代的な素描や写生の感覚をもったたいへん親しみやすい作風の画家です。 現代的と行っても、岩絵の具の重ね塗りが生み出す玄妙な山…

犬塚勉展 - 御岳散策 せせらぎの里美術館

奥多摩の御岳(御嶽)には3つの美術館があります。 御岳美術館 せせらぎの里美術館 玉堂美術館 このうち《せせらぎの里美術館》は唯一企画展をやっている美術館です。 御嶽駅からゆったり歩いて20分ほど、せせらぎの散歩なので苦になる距離ではありません。 …

根津美術館

表参道駅から徒歩5・6分のところに、素敵な都会のオアシスともいうべき、《根津美術館》があります。 数年間の休館・改築を経て去年新装オープンしました。 この日は琳派コレクションの特別展示があり、壮観な琳派の様々な作品を観ることができました。 中…

ポンペイ展 横浜美術館

ポンペイ展 横浜美術館 ポンペイ展、たしか何年か前にもやっていましたね。 その時は逃したので、今回はネットで前売り券をチケットを購入して待機していました。 ポンペイは西暦79年8月24日、ヴェスヴィオ火山の噴火によって完全に火山灰の下に埋もれました…

《明日の神話》と岡本太郎記念館

レンピッカ展のBunkamuraへ向かう前、岡本太郎の 《明日の神話》 の前を通っていきました。 紆余曲折を経て、私にとっては電車の乗り継ぎなしで行けるこの地(渋谷駅通路)に移設されたことは喜びです。 もう当たり前の風景になっていて、顧みる人はいません…

美しき挑発 レンピッカ展

美しき挑発 レンピッカ展 タマラ・ド・レンピッカ TAMARA DE LEMPICKA (1898-1980) Bunkamura ザ・ミュージアム 右の写真は会場販売の図録の表紙 《緑の服の女》 モデルはタマラの娘キゼット レンピッカを知りませんでした。 電車の中吊り広告で見て惹かれ…

THE ハプスブルク - 国立新美術館

THE ハプスブルク - 国立新美術館 今日は一般には休館日で、内覧会です。 仕事の後なので日が落ちてからの訪問です。 (黒川紀章さんデザインの美しい建物。円錐の根元がエントランス。) 西洋美術館などは常設展示を落ち着いて見ることができるのですが、…

ラウル・デュフィ展 三鷹市美術ギャラリー

ラウル・デュフィ展 透明で輝く絵 三鷹駅からデッキを通って直接入れるビルに三鷹市美術ギャラリーはあります。 そこで開催されているデュフィ展「ラウル・デュフィ展~くり返す日々の悦び~」。 主催は三鷹市芸術文化振興財団と三鷹市美術ギャラリーです。…

花見

ここ数年は、花粉症がひどくなって花見が不可能な体でした。 今年は早くから耳鼻科の薬を服用して調子が良いので、意を決して出かけてみました。 草木や花はきれいだから撮ってるだけで、実は名前など良く知らないのです。 これはスイセンですね。 山に着い…

青山ユニマット美術館 - 閉館

青山ユニマット美術館 特別展示の「ミレーとバルビゾン派の画家たち」を見に行ってきました。 青山ユニマット美術館は神宮外苑の表玄関、銀杏並木のすぐ裏手にあります。 銀杏並木の向こうに見える建物は「聖徳記念絵画館」 青山ユニマット美術館は小ぢんま…

クリアフォルダ 西洋絵画の巨匠

上野のある書店で「ファッションから名画を読む」という本を買ったのですが、「ご自由にお持ちください」コーナーにクリアファイルが山積みになっていたので、慎ましく1枚もらってきました。 小学館の「週間 西洋絵画の巨匠」の販促物でゴッホとフェルメール…

とにかく美しい 『不思議ないきもの ウミウシ』

写真・文:今本 淳 出版社:二見書房 著者が奄美大島で撮りためたウミウシの写真集 奄美大島に生息する600種のうち101種のウミウシがオールカラーで掲載されています。 書店の平台で見かけ、とても美しいので衝動買いしました。 再販だそうで、売れているの…