森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

絵本:星をかった日 井上直久絵画展にて

井上直久絵画展

ブラっと立ち寄った池袋の百貨店で 『井上直久絵画展』 を開催していました。
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チラシがわりのポストカード



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私はもう15年ほども前、何故か台北のソフト屋で
イバラードの旅』
というCD-ROMを買って魅了されてからずっと井上氏のファンです。

イバラードスタジオジブリの《天空の城ラピュタ》の元になったという事はずっと後になって知りました。

以前にも池袋の東武百貨店で個展をされていたのですが、今回は同じ画廊でたまたま開催されていたのです。

絵は小さいもののから100号程の大きなものまで、様々。

タッチも毅然としたものから、何度も塗り重ねたと思われるフワッとしたものまで、実に多彩ですが、井上氏のあの世界観と、点描による複雑な色覚混合の表現は健在です。




わたしは薄い色で空気感を表現し、はるかな奥行きを感じる絵が好きです。

それから、水面が上にも下にもあり、水中と空中が曖昧な表現も面白いですね。

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会場で売っていた絵本を買いました。

架空社刊

市場で小さな星を買った少年が、大きく育ててからその星の上で食事会を開き、売ってくれたドワーフたちを招待するという話。

とても幻想的で優しい気持ちにもなれる絵本です。
子供に読み聞かせたかったですね。

絵はクッキリ系です。
ボヤッと系が好きなのでちょっと残念かな。
でも、イマジネーションは同じで素敵です。

ジブリ美術館にアニメ化された作品があるそうです。
今度見に行ってみよう。


[2011-4-30]