森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

FINEPIX F600EXR その2

FUJIFILM FINEPIX F600EXR  その2

 

料理の写真についてはよく見ずとも勝負あったという感じです。
あえて拡大してみると

イメージ 1

F600EXR
イメージ 2

ちょっと意地悪だったかな。


次はみかん
リサイズのみ

D80 + 標準ズーム
イメージ 4

F600EXR
イメージ 3


色味が全然違います。
実物はD80の発色を少し抑えたような色でした。
逆にF600EXRの彩度を上げても実物には近づきません。

拡大すると

D80 + 標準ズーム
イメージ 5


F600EXR
イメージ 6


やはり意地悪でしょうか?
そんなことは無いと思います。

疑問なのは、10.2メガピクセルD80に対して16メガピクセルのF600EXR。

コンパクトカメラは撮像素子が数分の1のサイズしか無いというハンディーがあるのに、どうして16メガピクセルも詰め込むのか?

その結果が上の料理やみかんの写真のブツブツと色乗りの悪さです。
これはL版にプリントしても明らかな差となって現れます。

1/2.3原色CCDで12メガピクセルのS6000よりはノイズが少ないのは評価できますが、色はS6000の方が明らかに上でした。
(ただし、人間の肌の色はF600の方が断然上)

素数がデジカメの販売競争に有利に働く時代はとっくに終わっていると思うのですが?


しかし、S6000の買い替えとしては成功だったと感じています。
暗所にも高コントラストにも強いのは間違いなく、おおむねきれいな絵が取れますし、動作もしっかりしていて使いやすさも問題ありません。

何より人間の肌の色が活き活きと撮れます。

ズームの望遠端も、レンズの解像度と手ぶれ補正の優秀さが相まって、しっかり実用になります。

一眼レフの出番がますます減りそうです。


[2012-1-3]