森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

花見

ここ数年は、花粉症がひどくなって花見が不可能な体でした。
今年は早くから耳鼻科の薬を服用して調子が良いので、意を決して出かけてみました。

草木や花はきれいだから撮ってるだけで、実は名前など良く知らないのです。

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これはスイセンですね。

山に着いてみると、やはり今年の桜は蕾のままだったり終わってしまっていたり、一本の木全体が花盛りと言うものがありません。
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それに、あいにくの曇天。
(上の写真の空色はズルしてしまいました。元々は曇天のみすぼらしい色です。)

そこでこういう写真ばかりになってしまうのです。ちょっと言い訳モードですが。
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花の接写・・


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花と幹のコントラストとか・・


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壮麗な枝ぶり

桜、それも特にソメイヨシノのかそけき表情を捉えるのはとても難しいものです。
それこそがこの花の美しさなのですが・・


空を仰ぐ桜の撮影に限界を感じ(それでも50枚くらいは撮りましたが)帰り道で下を向いた撮影に切り替えます。

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これは、ムスカリというのですか?ほんとにうとい。


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山吹。そうかもしれないと思ったのだけど、一応人に訊いてみました。


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これは、なんだかわかりません。木の枝の断面から生えています。


イメージ 9

これはある庭園で育てられていたもの。
チューリップの一種でしょうが、やはり良くわかりません。
きれいだけど、ちょっと恐ろしい感じも・・


あてもなく歩いても、いろいろと美しいものに出会えます。
この美しさのエッセンスを自分の感性でアレンジして知性や個性を演出してみたいと思うのは、当然のことだと感じます。
私のように写真に撮っただけでは、借りものの美しさの縮小品に過ぎません。
絵画や写真や生け花の達人がうらやましいと思います。


[2009-4-5]