FINEPIX F600EXR その3
最近のFUJIFILMのカメラには、《EXRモード》というものが存在します。
これは撮像素子の潜在能力を特性別に振り向けてモード分けしたものです。
・高解像度優先
・高感度低ノイズ優先
・ダイナミックレンジ優先
よくあるシチュエーションで、木々を背景に人を撮ると、顔が白飛びするか緑が黒潰れする、という事があります。
その再現として白牡丹の花を撮影して見ました。
モードは 【ダイナミックレンジ優先】
花の階調が残るように撮影しました。
リサイズのみです。
全体の明度を上げると・・
緑が出てきました。
ノイズはやはり苦しいけど、絵が残っていることが大事です。
そうすれば、『全てがよく見える写真』を作ることができます。
人と緑ならいいのですが、いつも全てがよく見える写真』が良いわけではないので、作画調のレタッチをしてみます。
加工しても潰れてしまわないように、階調が残っていることが大切です。
背景をマゼンタに、花をシアンに
背景をシアンに、花をマゼンタに
背景をキャンバス地に加工、花は緑に振ってみました。
こうしたレタッチは、ノイズが多かったり階調が浅かったりするとみすぼらしい画像になってしまうものです。
なんとかかんとか、素材にも使える画像を得られる事がわかりました。
[2012-1-4]