森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

根津美術館

表参道駅から徒歩5・6分のところに、素敵な都会のオアシスともいうべき、《根津美術館》があります。
数年間の休館・改築を経て去年新装オープンしました。
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この日は琳派コレクションの特別展示があり、壮観な琳派の様々な作品を観ることができました。
中でもやはり尾形光琳の《燕子花》(かきつばた)は、行儀よく流派の画風に習ったのではなく、「やってやる」というような光琳の画家魂が迫ってくるようで見事した。

そしてこの美術館のもう一つの見ものが庭園です。
中央の池を囲んだ起伏に富んだデザインで、4つの茶室を持っています。
広さは17,000平米だそうです。
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やはり日本画を堪能するにはそれ相応の心理状態が必要です。
もしかすると、庭園を先に廻ってから作品を鑑賞した方が良いのかも知れませんね。



それにしても、この入館チケット、ドリトル先生の《オシツオサレツ》を思い出してしまいました。
PUSHMI-PULLYUS(プシュミプリアス)
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これを《オシツオサレツ》と訳した井伏鱒二は、やはりさすがだと思います。
ぜんぜん関係ない話になってしまった・・

[2010-4-29]