NIKON COOLPIX S6000
COOLPIX S6000
新しいコンパクトデジカメを買いました。
期待していたケータイのカメラで良い絵が撮りにくいのと、家族がブレた写真を量産するのが理由です。
と謳っているニコンのS6000です。
一眼レフがあるので、多くを期待する気はありません。
ブレずにある程度まともな絵を吐いてくれればそれで良し、という考えです。
電源オンから一枚目の撮影完了まで0.75秒、という高速レスポンス。
ノイズに強いCCD。
手ブレ補正にレンズシフト方式のVR。
被写体の動きを検知してISO感度を自動調整。
動体追尾AF
などなど、失敗しないための納得の仕様です。
このカメラにはフォーカスはもちろん露出にもマニュアルモードがありません。
露出補正はあります。
細かい表現意図を実現するのではなく、万人が撮りたいと思う《普通の写真》をできるだけ失敗なく撮る、というコンセプトなので理解できます。
この大きさのレンズとCCDで(1/2.3原色CCD)クリーンな画像が取れるはずありません。
吐き出された画像を等倍で見ると、ケバケバとしたノイズがあります。
しかし《夜撮りキレイ・・》《どんなシーンもきれいに撮れる》を標榜しているのですから、幾分かの犠牲があっても確実に得るものがあったと感じます。
次に実際の撮影画像で簡単に実力を紹介します。
レタッチしていない、畑の風景。
上の写真をトリミングしたもの。
アマいながら一応描写しています。
トリミングのみ、レタッチはしてありません。
手持ち撮影の夜景。
明度・コントラストとガンマを調整。
ちゃんと階調が残っています。
公園の広葉樹。
手持ちです。
調整すると、樹木にも後ろのマンションにもディテールがあります。
駅のホームにて。向かい側のホームと駅前ロータリーの建物を撮影。手持ち。
明るくすると、ホームの様子がよくわかります。
トリミングして右上の看板を切り取ったもの。
よく撮れてます。特に頑張って保持したわけではありません。
外装を補修中のマンションを撮影。手持ち。
明るさを上げると、足場と幌がキチンと見えてきます。
手持ちでこれだけのブレ。
私がうまいのではありません。
少し眠いけど、よく取れてます。
その場では存在感は感じるけど、冷静に色を見るともっとコントラストが低いものです。
どうでしょう?
私がチェックしたときネットでの評判は画質が荒いということで低評価でしたが・・・
私にはこのカメラに完結した高画質は求めていないためか、非常に使いやすい面が印象に残りました。
ここに載せた写真は露出補正とホワイトバランスは撮影時に設定し、フラッシュは禁止にしています。
モードは《おまかせ》《風景》《料理》を使いました。
[2010-10-24]