森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

とにかく美しい 『不思議ないきもの ウミウシ』

写真・文:今本 淳
出版社:二見書房

イメージ 1
イメージ 2著者が奄美大島で撮りためたウミウシの写真集
奄美大島に生息する600種のうち101種のウミウシがオールカラーで掲載されています。
書店の平台で見かけ、とても美しいので衝動買いしました。
再販だそうで、売れているのでしょう。

私も一回ウミウシを持ち帰ってきたことがあるのですが、すぐに縮んで死んでしまいました。
知人に聞くとウミウシの飼育はかなり難しいそうです。

この作者はウミウシが好きでSEの仕事を捨てて奄美大島に移り住んだとか・・
後に続きたくなり・・いや、いかんいかん。奄美大島ではコンサートが遠くなってしまう。
ウミウシの実物はとっても小さいので、私のようなインドア派はこうして写真で見ているほうが良いかも知れません・・

イメージ 6このように写真と共に名称だけでなく、原寸を示すシルエットが印刷されていてとても親切。

イメージ 3図鑑形式のページも

イメージ 4あくまでウミウシの美しさを見せる写真集ですが、ウミウシのことや奄美大島に関する記事もあります。

イメージ 5巻末インデクスは全て実際のページのサムネイルになっています。

全ページフルカラーで印刷のレベルも高く、とても美麗です。
もともとはデジカメで撮影したデジタル画像ですが、さすが日本の印刷技術、XGAのディスプレイではこうは行かないという美しい仕上がりとなっています。

美しいものが好きな人に、ウミウシへの興味に関係なく是非手にとって見て欲しい本です。


[2009-3-7]