森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

デュフィが陶器に化けた件

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左上:桜窯(波佐見焼
右上;桜窯(波佐見焼
左下:金剛窯
右下:窯元不明:美濃焼

汐留までラウル・デュフィを見に出かけた直後、上野公園で陶器市をやっているという情報が入る(全国大陶器市)

 

毎年、桜窯の黒崎昭敏さんから来る知らせのハガキが来てないなあ、今年は来ないのかも・・と訝しがりながらも汐留の前に上野へ。
会場は天候が悪いせいか、超が付かない混雑。良かった。一般の物産は少なく、陶器ばかり。探索意欲が高まります。

 

成果は上記の通り

 

桜窯さんの平たい皿は昨年スパゲティを盛ろうと思って買ったのを、人にあげてしまったのでリベンジ。
白は白でもこの微妙はベージュがかった色と風合いが好き。で、猪口もすでに持っています。

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桜窯さんとの出会いは2013年1月の長崎空港ロビーでの展示販売。以来毎年欠かさず上野でお世話になっています。一期一会。

 

同じく桜窯さんのマグカップも同デザインの猪口を持っています。f:id:GiddyForest:20191006184739j:plain

ぼくは単色の焼き物が好きで、このようなちょっとサイケな感じは好まないのだけど何故か桜窯さんのものはスッと入って来る。職場で使用予定。 

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桜窯さんではお椀が前のイベント(八王子らしい)で売り切れてしまったとのこと、近くの金剛窯さんで手に取ったお椀は藁灰釉の素朴で美しい居ずまい。


「私が焼きました」と声をかけてきた金剛稔明さんに「一周してくる」と言い残して散策するも戻ってきて購入したもの。
やはり一期一会。
先週実家に買って行った魚沼コシヒカリが「キラキラ光っていておいしい」と言う母に、そのコシヒカリを食べるように買ったもの。この藁白の中心でコシヒカリの新米は一層輝いて見えることだろう。
いつ渡せるかわからんけど。

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ちなみに金剛さんは値引きしてくれて「1800円でいいですっ!」「でも消費税100円はもらいます!」

??・・まいっか。とうもありがとうございました。

 

美濃はどんぶり。バルクで窯元不明。ラーメンとかうどんとか、レトルトカレーなどを職場で調理して食べるときのために購入。
よく見かける一部が透き通った湯呑と似ているが、丸いのはあくまで模様。
多用途のものはシンプルイズベスト、だと思う。現在のは信楽の唐草かなんかでちょっと使いにくい。

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ちなみにこの店の見解では、米汁や糠で煮るというのは「そんな事しなくていい、今は!」ということでした。ただし萩焼は焼きが浅いので水分が残っており、ケアが必要。レンジも内部の水分が膨張するので良くないとの事。

 

で、デュフィには行かなかったという顛末・・・・

 

[2019-10-6]