森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

浜名湖と天然うなぎ

浜名湖と天然うなぎ

浜松以西草津以東に降り立つのが初めての私。
所要があり三ヶ日インターチェンジから南下し舞阪や弁天島まで。生憎の天気でしたがじっくり見てきました。

水は緑がかって綺麗です。河口湖や宮沢湖や琵琶湖とも違っています。
やはり淡水湖と汽水湖では違って見えるのでしょうか。
モータースポーツが盛んなようですね。
イメージ 3

三ヶ日インターの目と鼻の先に
「天然うなぎ」
の幟を発見。一旦やり過ごしインターが見えてきた所で誘惑に負けてUターン。

「今日は天然うなぎあるんですか?」
「ありますよー」

以前、荒川で時々上がる天然うなぎは小さくて美味しくない、と聞いたことがあるので
「養殖とどんな風に違うんですか?」
と訊ねると
「脂がさっぱりしてます」
「必ずしも養殖より美味しいわけではないですよね?好き好きということですかね?」
と訊ねると
「そうなりますね」

なかなか正直で良い。

イメージ 1

関東と違い蒸していないので、ふっくらというよりトロッとしています。

表面はカリカリ。
かなりカリカリだけど、カリカリの層がとても薄くて中が柔らかいので大変心地良い食感です。

東京のお高いうなぎほど厚みは無いけど、脂は溢れてきて口中に広がります。
しかし先に教えてもらった通りとても軽く、しつこさや臭みとは全く無縁の脂です。

イメージ 2

うまいっ!

飛び込みで入った何も知らないお店だったけど、焼き加減も素材も、とてもイケてるのではないでしょうか。
タレは甘すぎると思うけどそれは私の好みに過ぎず。銀座・上野・浦和でかなりうなぎを食べて来ましたけど、ここは凄いと思います。

身が薄くてコッテリ感はないので、最上の養殖ウナギのその上にあるというより、別の位置に立っている感じはあります。
ただ私自身が蒸さないうなぎに慣れていないので正しい評価はできないかも。このお店の養殖ウナギも食べてみたいなあ。

[2013-9-4]