森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

まるきゅうらあめん本店 塩そば (池袋)

まるきゅうらあめん本店  塩そば (池袋)
大山地鶏を丁寧に仕上げた透明なスープ
ストレート細麺
豚バラ炙りチャーシュー
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鶏ガラのスープが澄んだ黄金色の上品なラーメンです。
鶏の香りはさほど濃厚ではなく、しかし確かに澄んだスープに活きています。
麺はかなり細く、素麺のようにすすることができます。これは美味い麺です。

かなり焦げ目のついたチャーシューは、決して見た目のように固くはなく、力を入れなくとも噛み切れるのに、焦げ目の香ばしさを楽しめるという絶妙の火の通し方だと思います。

塩の旨みを感じてもらうと言うのがコンセプトのようです。
ただしかし、そうであるなら塩が強すぎます。
いや、月並みな塩ラーメンより余程薄いと思いますが、塩の旨味と甘味を愉しむにはしょっぱさが先に立ってしまいます。
上質で上品な鶏ダシにも、この濃さはもったいない。

濃い味のラーメンばかりを食べてここへやってくる人に和食のような味わいを提供すると「薄い」というレッテルを貼られてしまうのかも知れません。しかしそれでも「ここは凄い!」と思わせるにはそうした思い切りが必要なのではないでしょうか?

かなり高得点なのですが、実にスレスレで惜しい!

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間口全体、暖簾のすぐ内側がカウンターで、店内スペースと言えるほどの奥行きがありません。

チャーシューを炙る香りで店内が満たされています。
とても甘くて香ばしく、心地よい香りです。
とんこつラーメン屋とは違いますね。












おまけ。池袋南口公園が工事で封鎖されていました。これはその奥の駐車場。
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[2010-4-4]