森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

白ワイン BLUE NUN KABINETT 2008

イメージ 1BLUE NUN KABINETT RHEINHESSEN Praedikatswien 2008
ブルーナン・カビネット 2008

格付け:Kabinett
品種:シルヴァーナーミュラー・トゥルガウ
生産者:H. Sichel Sohne
原産国:ドイツ

誰でも何度かは飲んだことがあると思われる、大変ポピュラーなドイツの白ですね。
私は20代前半にはマドンナやシュヴァルツェ・カッツよりもこれを好んで良く飲んでいました。

今日飲んだのは久しぶりで、以前いつのんだか覚えていません。
一時期マドンナやシュヴァルツェ・カッツの甘みが雑で薬臭い物に感じられてしまい、それからドイツのカビネット級やシュペトレーゼ級に興味がなくなってしまったのです。

今回はたまたま値段を見たら1000円もしていないのに驚いて、テーブルワインならと割り切れる大人になったので、懐かしさ混じりに買ってきました。

色はとても薄い琥珀色。
香りらしい香りはほとんど起ってきませんが、おっとりした甘さを予感させるもの。
実際に口に含むと思いがけない品の良さに驚きました。
以前に感じた粗雑さは無くとても上品です。
かなり甘いのですが、刺激のない爽やかな酸味が十分カウンターになっています。

ハチミツのような香りと青リンゴのような酸味とはどちらも味と香りのハーモニーを演出していてとても爽やか。
侮れません。
ドイツの白を初めて飲んだ時の驚きを思い出しました。(ずいぶんフランスの赤に馴染んでからだったので)

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[2010-4-5]