森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

Grolsch Premium Lager(Pilsner) - プレミアム・ラガー(ピルスナー)

イメージ 1Grolsch Premium Lager(Pilsner) - プレミアム・ラガー(ピルスナー
Grolsch - グロールシュ
スタイル:ピルスナー
アルコール度数:5%
原材料:麦芽100%、二種のホップ
天然の湧水のみを使用
原産国:オランダ

私の最も好きなビール。

1615年から続くオランダの非常に由緒あるビールです。

このプレミアム・ピルスナーは、味のためと香りのための二種のホップを使用しているそうです。また、二ヶ月熟成しているそうです。

スウィングトップのボトルが目を引きます。
精巧な陶器とラバーと金具のキャップを備えたそのグラマーなボトルを毎回捨ててしまうのが忍びなくて、普通のクラウンキャップか缶を出してくれないかとずっと思っていました。
こうして実際に缶を手にとると、ちょっと寂しいけど心置きなく飲めます。

とてもスッキリしているのだけど、確かなコクと苦味がある、上品で軽くてうまいビールです。
よく薄味という評価があるけど違います。軽い飲み口だけど、喉越しは深い味と香りを楽しめます。キリッとした苦味と爽やかな甘みが交互にあらわれて、決してベタつかずに豊かな味わいを楽しめます。

このバランスが不思議。日本のドライのようにどんどん入っていくけど薄いのでなく、飲みごたえがあるのです。

渇きを癒すにも良く、食事にも合わせられるし、ビールだけでもじっくり味わえます。

突き詰めて辿り着くようには思えないバランスです。車でもオーディオでもカラーコーディネートでも、ヨーロッパというのは破綻していてもおかしくないような位置に、不思議な魅力のある均衡を創りだしますね。

以前はプレミアム・ピルスナーと呼ばれていましたが、今はプレミアム・ラガーと書かれています。ホームページへ行くとオランダ本国ではプレミアム・ピルスナー。それ以外の国ではプレミアム・ラガーというラベルで出荷しているようです。
ピルスナーはラガースタイルに属する製法ですからどちらでも間違いではありません。



[2010-1-19]