森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

壊れたワイン ブショネ

壊れたワイン ブショネ

楽しみに買ってきた、ちょっと良い目のワイン
イメージ 1

今日は夜の11時過ぎまで仕事が引っ張ってしまったので、ゆったり寛ごうと思い準備万端で開けたのですが・・

キャップシールを開けるとコルクが見えない・・粉で覆われている
湿ったコルクのにおい
1994年物・・ 不安を感じる

グラスに注ぐ

良い色だ
透明感があるのにドッシリした味わいを予感できる

少し揺らして香りを確かめると・・

古ゾーキン??

おおっと!やっぱりか?

こわごわと口に含む

ツンととがった酸味の刺激と古ゾーキンの臭気が口の中で格闘している

どうやらブショネだけでなく、陽にあたったこともあるような壊れ方

粗暴さの向こうにエレガンスが見え隠れしている
実に残念

ここまで酷く壊れたものは数百本も飲んできた人生で初めてのこと・・
(日常的に飲んでいるので、本当に数百飲んでいると思います)

ああ、さんざんな一日だった

イメージ 2

[2009-3-28深夜]