シベリウス 交響曲第八番
私はあの神秘的な交響曲、第六番と第七番でシベリウスの交響曲は見事に完結していると思っています。
特に第七番は、地上での仕事を全てやり遂げ終にトゥオネラ(東洋人としては冥府とか涅槃のようなイメージのある)に旅立ったかのような、次の行き場が考えられない昇華しきった終結です。
(この終結だけをとりあげた場合、ベルグルンド・ヨーロッパ室内管が理想的です)
特に第七番は、地上での仕事を全てやり遂げ終にトゥオネラ(東洋人としては冥府とか涅槃のようなイメージのある)に旅立ったかのような、次の行き場が考えられない昇華しきった終結です。
(この終結だけをとりあげた場合、ベルグルンド・ヨーロッパ室内管が理想的です)
何度か完成したとか、燃やしたとか・・ハードルが恐ろしく高いのをシベリウス自身感じていたようです。
「1942年に完成していた交響曲第八番の総譜を燃やした」
1942年にはラウタヴァーラさんは14歳のはず。後にアイノ夫人から聞いたのでしょうか?
どちらにせよ、8番のスコアを燃やしたのは確かのようです。
どちらにせよ、8番のスコアを燃やしたのは確かのようです。
シベリウスの交響曲はそれぞれが個性的で次作への流れや繋がりがあまり感じられません。
どんな曲だったのか・・まったく想像できません。
最後の交響曲が凡作という例はあまりないので、想像を絶する神がかり的な曲であったのだろうという、思慕の念だけがつのります。
どんな曲だったのか・・まったく想像できません。
最後の交響曲が凡作という例はあまりないので、想像を絶する神がかり的な曲であったのだろうという、思慕の念だけがつのります。
[2009-3-26]