2014-01-05 初弾き 随想 #その他人文科学 2014年の初弾きは思うところあって、ロベール・ド・ヴィゼーの 『組曲第二番イ長調』から『アルマンド』。 アルマンドだけ。 このアルマンドだけってところが大事。 クーラントやジーグは今までずっとやって来た。 何だか疲れちゃったよ。 ガヴォットの元気もない。 メヌエットやワルツじゃない。 三拍子でぐるぐるはしたくない。 サラバンドやパヴァーヌも負の力が必要だ。 振り子を遅らせるような力は使いたくない。 やはりいま僕はアルマンドで行きたい、生きたい。 軽やかな足取りで、装飾音は飛翔する創意。 それでまだまだ遠くにも行けるはずと感じる。 体ごと、遠くに。 [2014-1-5]