桜2012
今年は桜の時期が短かったような気がします。
いやだたその時期に私の気持ちに余裕がなかっただけなのかもしれません。
こうして美しい桜を撮影することもできたのですから。
朝の仕事始めに桜の道を通ると本当に心が和みます。
この子たちってば、年に一度だけ出てきて心の中の陽気をくすぐってくれます。
毎年帰って来るこの子たちが同じ命なのか、別の命なのか、生まれ変わりなのか。
そんなことを考えてしまいます。
どんなに塩梅の間違った春でも、早くても遅くても、この子たちは一生懸命。
美しくて、儚くて、懸命。
どうやったらできるんだろう。
地面に散ることにかけても懸命。
美しいこと、生きること、そして散ること。
花吹雪は花の死。
人生の終わりが絢爛たる命の吹雪だなんてことはできそうにない。
[2012-4-16]