森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

薬師寺へ


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東寺
観智院
と拝観した後、京都駅に戻ります。

出来たときは京都らしくないなあと、大変疑問に感じた京都駅舎。

カッコイイとは思うけど、今でもその感覚は拭えません。










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お昼は京都駅の八条方面階段近くにある

旬菜和食 たちばな

の《かすうどん》

初めて食べるものです。

モツをパサつくほど火を通したもののようですが、詳細は不明。

旨みがある上、油っこくなく、なかなかの美味。





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近鉄で《学園前》へ向かいます。

目的地は《松伯美術館》

上村松園と息子たちの作品を所蔵、展示する美術館です。













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松伯美術館は、学園前駅から少し離れた、大渕池という池を渡る橋を渡ったところにあります。

大きい川のようですが、これが大渕池です。










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しかーし
このひ松柏美術館は公募展を開催しており、松園の作品は2点しか展示されていなかったのです。
大ショック!!

庭を特別公開していましたが、到底松園の不在を埋め合わせるものではありません。
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よく調べて来るんだった(T_T)

2011/3/15-5/15 は企画展 《松園の描く唐美人》 が開催されます。
リベンジできるだろうか?



さて、著しい消化不良に陥った私は、やはり未見である薬師寺の西東を見に行くことにしました。
電車の接続がよければ15分で行けます。

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やったー!

ようやく見ることができました。

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美しい・・・
凍れる音楽と呼ばれた東塔は、風雪に耐えた渋さをまとっていますが、こちらはまだ艶やかさがあります。

いつも思うのですが、ギリシアやキュクラデス諸島の塑像から東洋のこうした建築まで、人間の美的バランス感覚は普遍的なのだなと感じられてなりません。
(つづく)


[2011-2-19]