森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

愛(いと)しき醜さ

今日は参議院選挙の投票日です。

投票所の近くにこんな植物を見つけました。
なんだかわからないけど、とても誇らしげにアピールしてくる姿に、魅入られてしまいます。
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しかしそんなきれいな植物もこんな姿を隠し持っているのです。
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これを美しいと思うか、神秘的と思うか、グロテスクと思うかは、人それぞれでしょうが・・・
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思えば人間だって、どんな美人・美男でも、グロテスクな面を、精神的にも肉体的にも持っているわけです。
ぼくだって持っている。
そして、本当に愛してしまうと、そういう部分も愛しくなってしまうわけです。

それは、人みなが隠し持って生きている弱さや醜くさを、信頼のあかしとして認め、許し、慈しみ愛し合い、助け合い補い合う、という事なのかもしれません。
それが、恋ではなく、愛なのだ、と思います。


[2010-7-11]