森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

初台の巨人 - 東京オペラシティ

読響のコンサートなので東京オペラシティのある初台へ向かいます。

新宿駅ホームから。
天気が悪いけど、湿った空が奥行きを演出する中で建物が妙な存在感を湛えています。
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初台駅から東京オペラシティ方面へ向かうとここに出ます。吹き抜けになっています。
私、こいつきらいです。なんだか気持ち悪い。そう思わせた時点でアーティストの勝ちかもしれませんが。
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口がアウアウいってるんです。ちょうど雨なので、雨滴を飲んでいるように見えます。
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実は平たい板で出来ていて、グラデーションで上のようなボリューム感を与えています。
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ここは二階のエスカレーターホールから隣の区画へ降りる階段です。
建物が複合的な構成になっているので、内部にはこのような段差があります。
この下った先の真上がコンサートホールになっています。
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その背後。
彼は、人間ではありません。塑像です。
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素っ裸で、完全な男性の造形になってます。
白いアーケードはエレベーターへ通じる通路です。
わざわざホールから入り込んだところにリフトを隠すとは、実用性よりも意匠を優先したのですね。
通路を抜けた向こう側もホールになっていて、巨人の吹き抜けに通じます。
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巨人の吹き抜けから二階へ上がる別の通路。
コンサートホールのロビーがある三階からの眺めです。
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とても楽しみです。

[2010-3-25]