森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

閉店・倒産・廃業

閉店・倒産・廃業

メガネを作りに池袋に行きました。

この街も暗い影に覆われています。

イメージ 1キンカ堂、2月22日、破産手続開始。

妻は何十時間ここで過ごしただろう。
私は何十時間待たされただろう。

見た目は垢抜けないけど、ちゃんとその時その時の素材が取り揃えてありました。


カメラのさくらや、2月28日閉店。
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さくらやで爆発があったらしい」「ええっ!」「安さが」「・・・」
そんなジョークがあったなあ。
ここはエアガンやプラモデルなどの、男子のホビーに力を入れていて重宝しました。
最近はフィギュアや食玩が豊富なのが異色でした。
過去にはカメラのきむらやサンゴーカメラが店じまいしているけど。さくくらやは決して工夫の無い経営だったとは思えません。
ここで防水時計の電池交換をすると、ちゃんと数日を要して防水テストの結果が付されて帰ってきました。エアガンコーナーのオヤジもうんちくがうるさくて、相手するのが面倒だけど参考になりました。


新栄堂。2006年9月閉店。
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私はここで何百時間過ごしたかわかりません。西口に芳林堂があっても、東武百貨店に旭屋ができても、新栄堂にはワクワクする品揃えがありました。
確かに今はジュンク堂もリブロもあるけど。寂しいですね。
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閉店からしばらく経つにもかかわらず、虚しく看板を掲げたまま建て替えたり別の店舗が入居する気配が無いのです。これが怖い。


この三店舗は池袋駅を出てすぐの一区画をぐるりと一周する間にあります。他にもマグロ丼の店など、閉店の張り紙がいくつも見られます。
この日本で第二位の乗降客数を誇る池袋の駅前で商売が成り立たなくなっている・・
日本はどうなってしまうのでしょう。


[2010-2-24]