森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

遠くの花火

前夜に足を負傷してしまったため室内からの観覧となってしまいました。
1kmくらい離れた所からの撮影です。
105mmレンズで大玉が画面半分くらいに写ります。

今日はちょっと短いシャッターで、花火の粒子感をみたいなものを撮ってみよう、と思っていたのだけど結構低密度で面白い点々には撮れなかったので、結局普通の露出に落ち着いてしまいました。(全てマニュアル撮影)

ここら辺は1秒
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夜空の焼けるのが美しかった。
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これ2は秒
私はサチッた光が結構好きです。
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ここから先はやっぱり3秒とか4秒に落ち着いてしまいました。
ススキの穂のようで美しい。
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この花火大会は大玉も立て続けに打ち上げるので、3秒露出ではなかなか玉が撮れません。
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私はサチッた光の表現とか変わったカーブとかが好きなので、花火らしくない写真も載せてしまいましょう。
なんだか、あの世のお迎えのよう。《ブレインストーム》という映画を思い出します。
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肉眼ではスピード感のある玉ですが。
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どことなく《和》を感じます。
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私は花火を見るといつも芥川龍之介の《舞踏会》という短編を思い出します。
「私は花火の事を考へてゐたのです。我々の生(ヴイ)のやうな花火の事を。」

(つづく)


[2009-8-1]