森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

フリーの英米文学

著作権切れの英米文学サイト

著作権が切れた文学作品が100円均一ショップで売られたりしていますが、ネット利用者にとってはやはり『青空文庫』で決まりですね。
ちゃんとしたビュアーで見れば漢字の古い表記やルビなどにも対応しています(1部のコンテンツのみ)

英米文学についてもやはり青空文庫と同じようなサイトがあります。それもかなりの数が乱立しているようです。

私はそのときの目的と気分で5つくらいのサイトを使い分けています。
そのうち広くお勧めできるのが次の3つです。
それぞれを 'The Gift of the Magi'(賢者の贈り物)で比べると・・

The Literature Page http://www.literaturepage.com/

ただのテキストの垂れ流しではなく、画面がビュアーになっています。
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フォントサイズや画面の色合いを設定できます。
フォントはSans-serifとserifの切り替えも出来ます。
Bookshelf機能で、読みかけのページにしおりをつけることが出来ます。
10個まで登録できるので同時進行や調べ事にも便利です。
継続的に精読する時に使用しています。


Classic Reader http://www.classicreader.com/

これといって特徴はないけど、なんとなく見やすいので特に「ちょっと見るだけ」というときに良く使います。
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Project Gutenberg http://www.gutenberg.org/

ほとんどの人はここが"真打ち"と言うでしょう。
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見た目はただデータ化しただけというような、殺風景な佇まいです。
しかし、ダウンロードして自分なりの方法で読むなら何の問題もないでしょう。
プレーンのテキストをケータイに転送して閲覧するようなときもここから拾います。

イメージ 4それよりもここには、全てではありませんが主要作品の朗読音声がデータ化され、登録されています。

これがすごい。

例えばCharles Dickensであれば、
『オリバーツイスト』
二都物語
『大いなる遺産』
『デイヴィッド・コパフィールド』
など長大な作品も網羅されています。

右のようなリストで、スピーカーアイコンの付いているものがそうです。
 
これで、長時間移動中に退屈することはありませんね。


データ化されているものは好きな部分を印刷したりモバイルに転送したり自由にできます。
ペーパーバックはどうせ紙質も悪いし持って歩くには分厚いので、ネット上のリソースの方が有用ですね。
もちろん、ダン・ブラウンとかジェフリー・ディーヴァーなどはありませんが・・