森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

黒糖焼酎 喜界島

イメージ 1銘柄:喜界島
黒糖焼酎
原材料:黒糖・米麹
アルコール分:25度
生産者:喜界島酒造株式会社

奄美大島群島でしか製造認可されていない『黒糖焼酎』です。

ウミウシの本にウマイと書いてあったのに触発されてすぐに買ってきてしまいました。

私は焼酎は「麦より芋」派です。クッサイの上等です。
泡盛も大好きで、45度程度のものは割らずに飲みます。
ブランデーもウィスキーも、割ってしまったら台無し、と言うクチです。

黒糖焼酎は初めてですが、クセは少な目です。マッタリした柔らかさの間から泡盛のようなツンとした鋭い香りが起ち上がってくるという印象ですが、芋焼酎のような素材の生っぽい臭いはありません。

黒糖だからといって、甘くはありません。口の中でころがして暖めると、微かに黒糖の風味が香ってくるという程度です。

こういったものには、ある意味、垢抜けなさに惹かれるということもあるのですが・・
甘み苦味のバランスがとれ、洗練されていて、雑な地元の蒸留酒という感じではありません。

一般的な観点からは、「うまい」といえるのでしょう。
私はもっと野趣あふれるものを期待していたので、ちょっと拍子抜け。

でも、普通の麦焼酎よりは香りが起っていて、泡盛ほど強烈でもなく程よい香りの良い酒です。


[2009-4-1]