森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

東京芸術劇場 リニューアルオープン

9月1日は東京芸術劇場のリニューアルオープン日でした。
蒙古タンメンの中本に行くついでに見てきました。

正面入り口からの眺め。
エスカレータの構造が随分変わりました。
イメージ 1

左を向くと二階と地下へのエスカレーター。
二階の右手はカフェ。左手はちょっとお高いイタリアン。
イメージ 2

二つのエスカレーターを乗り継いでコンサートホールへ向かいます。
イメージ 6

このコンサートホールは、建築計画を立てた後になってから地下鉄有楽町線が延伸によって真下を通ることに気付き、その騒音を避けるために建物を敷地の端に移動した上でホールを上層階に持ってくるという、なんだかガッカリな設計変更を経て今のような奇妙なホールになったのです。

良い眺めです。
以前は同じ高さでもとりわけ眺めが良いとは感じませんでしたが。
イメージ 3

エスカレーターを上がると左手がコンサートホール。正面がアートギャラリーです。
イメージ 4

コンサートホール入口。
この日は入らなかったけどここから更に上へ上がるはずです。
イメージ 5

二階へ戻ってデッキを一周してみました。
中二階の休憩スペース(異様に目立つ)と吹き抜けから除く地下が良いアクセントになっています。
イメージ 7

地下。落ち着いた雰囲気です。
ミニシアターがあります。
池袋駅への直通連絡口もあります。
イメージ 9

地下から見上げた天蓋。
あまり落ち着かず、これからコンサートや演劇を見る雰囲気にはなれないけどどきれいです。
イメージ 8


今回の改修の目的は音響の改善がメインで次に空間の再構成といったところでしょう。
空間としては私はかなり気に入りました。

空間とは何かでぎゅうぎゅう詰めにしては「空間」でなくなってしまうのだけど、だからといってただ広いだけでは「空(くう)」に過ぎないわけで、そこら辺の匙加減がバランスした空間が日本にも増えてきたと感じます。


しかし改修の真価を見るためにはホールで音を聴いてみなければなりません。
サロネンフィルハーモニア管弦楽団諏訪内晶子のチケットを買ってしまいました\(^o^)/
随分先だけど。


[2012-9-1]