森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

お医者さん選び

最近2つの症状で4つの医者にかかりました。


1つ目はコンタクトレンズの作り直し
多重に見えるようになって来て、遠くも近くも見えません。

はじめにいつもの所に行ったら、どうやっても改善できない。
「お役に立てずすいません」と言われました。

で、富士コンタクトという別の所に行ったら普通にスイスイ進んで、普通に新しいコンタクトレンズができました。


以前もメガネで同じことがありました。
「もうこれ以上は上げられないみたいです」
で、8000円~のコースで軽量薄型非球面のすごいレンズをオプションにした46,000円のメガネを作らされました。

次の時は和真というお店に変えました。
今回のコンタクトレンズと同じで何の問題もなくよく見えるメガネができ、20,000円未満でした。


2つ目は耳の異音

顔や首の筋肉を緊張させた後や、大きな音が鳴り止んだ時に耳の奥で「グワシャッ」と音がする。

はじめの耳鼻科では内視鏡検査や聴力検査をして、
「なんだろう?わかりませんねえ」

説明すべきことも見つからず言葉に詰まったようで、仕方ないからと薬を処方されました。
分からないのに処方される薬とは何なのか?
処方箋をネットで調べると頻尿や痺れなどに効く体質改善の薬でした。
もちろん、不要なので買いません。

ちなみに医師はパソコンを眺めたままで、ただの一度も私の方を見ませんでした。


次の「さない耳鼻科」という朝霞市にある医院では内視鏡で異常が見つからないと、「鼻をつまんで唾を飲み込んでください」

「ああ、動きますね」
鼓膜とその周囲全体が出たり入ったり、動きます。
先生がご自身の耳で実演されると、そのような動きは全く見られません。

続いて聴力検査と、耳の中に圧力をかけて動きを測定する装置にかかりました。

耳の中は耳垢やうぶ毛もなくきれいで、聴力は正常。
くだんの動きも中耳炎などの場合の三分の一ぐらいでしかない。
病気ではなさそうなので、慣れるしか無いとの事。

「あくまで表面的な所見での推定なので、心配なら大学病院で内耳の精密検査をしてみても良いのでは」
親身になってハッキリ分かったことと、可能性の話をして下さいました。

もちろん薬も出されませんでした。

頼まなくても鼓膜のカラー写真と聴力等の測定結果をプリントして持ち帰らせてくれました。
X線とか、MRIとか。見ても分からいけど何となく欲しいよね。


親類で、「他のお医者さんにかかるのは先生に申し訳ない」と言って緑内障を悪化させてしまった人がいます。

お医者さんは聖人ではなく他の専門職同様に知識や人柄のバラつきがあります。
大事な身体を任せるのですから、選ばないといけないですね。


[2012-2-3]