森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

THE STAR TREK ENCYCLOPEDIA

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THE STAR TREK ENCYCLOPEDIA  
A Reference Guide to the Future

著者:
MICHAEL OKUDA
DENISE OKUDA
DEBBIE MIREK

発行年:1994年
出版元:POCKET BOOKS - Simon & Schuster Inc.










スタートレック エンサイクロペディアの1994年版です。

これの前にSimon & Schuster から出ていたPC版を持っていました。
NCC1701-Dのコンソールのようなデザインで、音声認識で見出し語をマイクにしゃべると説明が出てくるものです。
しかし動作が鈍いのと音声認識率が悪すぎるので興味をなくしてまい、これを買いました。


内容的にはディープスペースナインのシーズン1までカバーしています。

解説は放送・上映がなされたテレビと映画のみに基づいおり、小説などの出版物等は参考にしなかったそうです。
理由はそういうのが嫌いだから(^_^;)
いい理由です。

ちなみにマックのパワーブックでワードを使って書き、ページメーカーでレイアウトしたとか。

大変な力作です。
半ば同人誌のような作りで、内容も読んでいて楽しいものです。
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例えば 【AU.】の項では、一般的な「天文単位」の解説に加えて、
「ヴィジャーの雲は直系82天文単位とされていた。これは全くもっていまいましいくらいのデカさだ。(which is pretty darned big)」
などと、親切な説明がされています。

ところが【V'Ger】の項ではそんなことは全く書かれてなくて、V'Gerの出自について説明されているだけです。

この百科事典を見る人が天文単位について調べるとは思えないのですが、そういった思わぬ説明があるので、気の赴くままにページをめくって読んでも面白いものです。


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愛と情熱の感じられる良書です。

















[2010-1-6]