森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

夢みたものは

明日は久々の(といっても二ヶ月ぶり)の合唱の集まり。
気分が乗らないので不参加表明をしようとした矢先に「指揮とテノールをお願いします」というメールを頂戴し、出席せざるを得なくなりました。

特に前回、見慣れない編曲でボロボロになった《Ave verum corpus》の仕切りなおしは重要。
モーツァルトが生み出した最も美しい旋律。
天上の響きに近付けるか?
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そして、最近の合唱界ではスタンダードであるらしい 《夢みたものは》
息子の高校でも愛唱歌になっている様子。

立原道造、死の半年前の詩です。
この詩を書いたとき、道造には愛し合う女性がおり、恐らく自分の死期を覚った上で、
「夢見た愛、願った幸福の全てがここにある」
と詠ったのでしょう。
生半可な覚悟で歌ってはいけない気がします。

前回は、「たまたま指揮をする羽目」 になってしまったのですが、明日は依頼されているので、本気でやりましょう。

全パートの音取りとアナリーゼをこれからせねば!

[2010-7-17]