森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

秘苑 高麗人参酒

イメージ 1秘苑 高麗人参
BIWON KOREAN GINSENG JU
アルコール度数:35%
エキス分:2%以上 21%未満(??たしかにそう記載されています)
生産者:株式会社 真露
輸入業者:サントリー株式会社
輸出国:大韓民国

高麗人参酒ですね。
棚を整理していたら、金粉の入った酒だの少し減ったサントリーのVSOPだの、いつのだったかわからないのが出てきました。その中の一つです。

高麗人参がどんな味かは知っています。ちゃんとした和食にも使われていることがありますね。ほんの少しだけ。
しかしこれだけストレートに威容を示しているとなれば、味の方は一体どんなことになっているのか、怖いもの見たさの心境です。

イメージ 2いやあ、なかなか麗しいお姿、とはお世辞にも言えません。
ちょっと、メタボですか?

イメージ 3ショットグラスに注いで見るとそこはかとなくオシャレな感じも無きにしも非ずですが。
しかしこの段階で凄まじい根っこの匂いが立ち込めます。

なるべく呼吸を抑えて恐る恐る口に含むと・・・

あームリムリムリムリ、無理っ!

今までに飲んだあまたの薬の中で一番まずい。
苦いだけでなく、木の根っこのうちでも最悪のヤツを特濃の豚骨スープのつくり方で煮込んだような、すごい匂いです。

だいたい、これには旨味成分というものが全くありません。味にも香りにもこの強烈さを補填する要素が皆無です。

能書きには、何かと割って飲むようなことが書いてあります。

1.ジンジヤ・エール割り
2.ストレート
3.オン・ザ・ロック
4.ハチミツ・カクテル

まっ、数的たらすような、薬味的使い方ならアリかもしれません。
でもストレートとオンザロックは、無理、ありえない。
しかも、部屋が変な匂いになります。

私は青汁は全然へっちゃらだし、ハブ酒もどうということはない。
肝臓酒もまあ、毎晩薬として飲んでいたことがありました。

でも、これはねえ、迫力ありすぎです。

ムリ。

(それにしてもエキス分2%から21%とは・・、このボトルはどの変に位置するのでしょうか?)


薬として、大事に慎重に服用することとします。

それで、グルメでなくその他のカテゴリにしました。

[2009-11-16]