森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

赤ワイン CHATEAU DE FRANCS "LES CERISIERS" 2004

イメージ 1CHATEAU DE FRANCS "LES CERISIERS" 2004
シャトー・ド・フラン レ・セリジェ 2004

格付け:Appellation Bordeaux-Cotes-de-Francs Controlee
品種:Cabernet Franc, Cabernet Sauvignon, Merlot
生産者:S.C.E.A DU CHATEAU DE FRANCS
原産国:フランス
輸入業者:株式会社 アルカン

Chateau Francsは、Chateau Cheval BlancのDominique Hebrard氏とChateau AngelusのHubert de Bouard氏のジョイントだそうです。
といっても良く知らないけど。
ショップでは、とてもレアで滅多に手に入るものではないという大プッシュ。

Cerisiers はチェリーの事ですね。

かなり濃く強い色で、しっかりしたボディーを予感させます。

香りも深く、かつフレッシュさを感じるものです。

口に含んだ瞬間に「おおっ!」とうなってしまいました。
上澄みがものすごい甘さです。刺さると表現できそうな攻撃的な甘みです。
しかし飲み進めると、苦味とタンニン。酸味は相対的には控えめです。全てが極めて濃く、口の中がいろいろな味と香りの坩堝になります。そして最後にピリリとスパイシー。タンニンで口中がシブシブ。
鼻に抜ける香りはかなりフルーティです。

ドライです。土台を支配しているのはコーヒーのような苦味。後味はスパイス。香りはフルーツ。

ボトル1/4程飲んだところで、ワインの特性か、舌が鈍ったのか、甘みは引っ込みました。

ブランデーもウィスキーもストレートでしか飲まない私には至福のワインです。
もう何年かたって、落ち着いたものも試してみたいですね。


[2009-6-21]