森羅観照記

つれづれなるままに・・。当世ではそれを「チラシの裏にでも書いとけ」と呼ぶそう。

2012-05-13から1日間の記事一覧

小説 鬼龍院花子の生涯

鬼龍院花子の生涯 宮尾登美子 中央公論社 中公文庫 まず指摘したいのは題名について。 私は『鬼龍院花子の生涯』の何たるかを全く知らずに(映画も見ていません)読みだしたので、全体の1/4に当たる70ページになっても花子が登場せず半分を過ぎてもまだ小学…